海外ドラマでリスニング力をアップさせるには、どのドラマを選ぶかが非常に重要です。
実際に海外ドラマを駆使して英語力を上げてきた私が、リスニング力を効率的にアップできる海外ドラマを厳選して紹介します。
- 資格：独学でTOEIC960点、英検１級
- 海外ドラマ歴：15年 (毎日のように観ています)
これまで海外ドラマを観ていてもリスニング力に変化が無かったと感じている方、ぜひチェックしてみてください。
海外ドラマ選びのポイント
リスニング力を上げるために見る海外ドラマはなんでも良いわけではありません。
数々の海外ドラマを使って英語学習法を研究してきた私がリスニング学習にオススメするのは、以下のジャンルのものです。
- 日常が舞台
- シチュエーション・コメディー(シットコム)
- メインの登場人物に子どもがいる
それではこれらについて、おすすめドラマの紹介とともに詳しく解説していきます。
①：【日常が舞台】おすすめドラマ３選
特殊な状況のものではなく、日常のシーンを扱っているドラマをオススメします。
ドラマジャンルで言うと、「ヒューマンドラマ」や「ラブコメ」、仕事系だと「オフィスもの」といったものです。
デスパレートな妻たち
閑静な住宅街に住む主婦たちの崖っぷちな日常を描いた大人気ドラマ『デスパレートな妻たち』。
英語学習に最適な理由は、主要登場人物がみなクリアな英語を話すことです。聞き取りやすい上に、きれいな発音で覚えることができて、本当にオススメですよ。
●『デスパレートな妻たち』：
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ダイナスティ
大富豪の一家を中心に、富や権力をめぐる駆け引きやスキャンダラスな日常を追うドラマ『ダイナスティ』。
いわゆる「いい人」とはかけ離れた個性豊かな登場人物たちに引き込まれます。
主人公がぶっきらぼうな早口で少々聞き取りづらい部分もありますが、良質な会話が使われています。
●『ダイナスティ』：
Netflixにて視聴可能(2019年7月時点)
SUITS / スーツ
若き敏腕弁護士と天才的な頭脳を持つ青年がタッグを組み、様々な訴訟へと果敢に挑んでいく法律ドラマ『SUITS』。
あえて難しい英語にチャレンジしたい！という人や、ビジネスパーソンのリスニング学習にオススメです。
●『SUITS』：
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日常が舞台のドラマがオススメな理由
日常が舞台のドラマには以下の特徴があります。
- 頻出の表現をインプットできる。
- リスニングだけでなくスピーキングにも応用がしやすい。
日常で起こる出来事を主軸にストーリーが進む海外ドラマは、普段ネイティブが使う表現の宝庫です。ほとんど全ての会話が英語学習に適した内容だと言えます。
さらにスピーキングにも使える言い回しを覚えることができて一石二鳥なのです。
一方でリスニング学習に不向きなのがアクションやホラーなどです。
特殊な環境すぎて、日常に応用できるような聞き取りたい言葉が少なすぎるためです。耳で聞くより目で観て楽しむ系のものはリスニングには向きません。
②：【シットコム】おすすめドラマ３選
シットコムとは、登場人物の置かれる状況によって観客や視聴者を笑わせるコメディのことです。
FULLER HOUSE
大人気ホームドラマ『フルハウス』のスピンオフ作品である『FULLER HOUSE』。
フルハウスを見ていなかった人でも気軽に楽しめる内容です。Netflixオリジナルドラマということで英語字幕もあり学習には最適です。
●『FULLER HOUSE』：
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FRIENDS
ここ十数年もの間、英語学習用シットコムの代表として挙げられるのが『FRIENDS』。
制作されたのはずいぶん前ですが、今でも十分楽しんで英語が勉強できる秀逸なドラマです。
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ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則
仲良し天才オタク男子４人組が繰り広げるコメディー『ビッグバン★セオリー』。
アメリカの海外ドラマは基本キラキラした男女の話が定番なのですが、オタク系なのに大ヒットしたのはとにかく面白いから！
飛びぬけて頭のいい集団の会話ということもあって、FULLER HOUSEやFRIENDSより単語のレベルは高めです。
●『ビッグバン★セオリー』：
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シットコムがオススメな理由
シットコムがリスニング学習に適している理由は以下です。
- 笑わせるためのテンポがあり、短めの文章が多い。
- 観客が笑うタイミング用に❝間❞がある。
一文が長い会話は、「前半の部分が聞き取るのに必死で後半はほとんど頭に入ってこなかった」ということがよくあると思います。
聞き流すのではなく一つ一つの単語をしっかり聞き取ることが上達への鍵なので、一文が短いシットコムはリスニング学習に適しています。
それから、観客の笑いのための❝間❞が設けられていることで、頭の中で聞き取った英文を整理することができるのもシットコムの良いところです。
③：【子どもがメイン】おすすめドラマ２選
海外ドラマの英語が難しいと感じる人は、主要な登場人物として小さい子どもが出てくるドラマをおすすめします。
語彙レベルも下がりますし、会話速度もそれほど速くないのでリスニング学習がしやすくなります。
まほうのレシピ
３人の女の子がレシピの謎を解くために奮闘する現代版ファンタジー『まほうのレシピ』。子ども向けかと思いましたが、大人にも人気なんです。
海外ドラマの中では難易度が低い方なので、初心者の方がリスニング学習に使うのに特にオススメです。
●『まほうのレシピ』：
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アルフ
UFOごと落下してきた宇宙人の『アルフ』が繰り広げる騒動を笑いたっぷりで描かれています。
知る人ぞ知るちょっと昔のものになってしまいますが、英語が易しめな海外ドラマとしてこれは欠かせません。
動画配信サービスには無いため、視聴方法はDVD購入orレンタルになるかと思います。
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※大人も子供も楽しめる『アルフ』に興味がある方はこちらの記事もどうぞ。
子どもが出てくるドラマがオススメな理由
子どもが出てくる海外ドラマがおすすめな理由は、ドラマの中で使われる英語の難易度に関係しています。
- 子どもが関わる会話は英語の難易度が低くて理解しやすい。
- ある程度、理解できる内容を聞かない限りリスニングは上達しない。
ほとんどの日本人にとってネイティブ向けの海外ドラマはレベルが高すぎるという現実があります。
自分のレベルより高すぎる内容の会話だとほとんど頭に入ってこず聞き流すような感じになってしまいます。聞き流しではリスニング力は上がらないので、一文一文をかみ砕くように聞くことができるドラマを選んだ方がいいです。
海外ドラマの英語は難しすぎると感じる人は、子どもがメインのドラマを選んでみてください。
自分がとにかく面白いと感じるもので長く学習する
当たり前のことかもしれませんが、とにかく「面白い！」と思えるドラマを選ぶことはとても重要です。
この記事では❝リスニング学習❞という言葉を何度も使っていますが、学習のためだけなら市販のリスニング教材のCDを使えばいいわけで。
そこをあえて海外ドラマで勉強するのは楽しんで学ぶためです。
- 趣味の延長として楽しんで学習できる。
- 面白くなければ長く続けるのは苦痛。
理想としては、「既に全シーズン観た」というぐらい好きなドラマです。
それぐらい大好きで面白いと思えるものなら、趣味の延長として勉強を長く続けられます。
英語学習の基本は継続すること。楽しんで観続けられるドラマを選ぶことは絶対条件です。
まとめ：自分に合ったジャンルや難易度を選ぶこと
海外ドラマでリスニング力を上げたいなら、入口となるドラマ選びはとても重要です。
ジャンルや難易度が自分に合っていないものだと続かないし、大きく上達することは難しいです。
上に挙げた条件を満たすドラマをまず見つけてから学習に取り組めば成果が期待できますよ。
今では定額の動画配信サービスがたくさんありますので、NetflixやHulu、Amazonプライム・ビデオなどを利用して自分に合うドラマでリスニングの勉強をしてみてください。
