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【保存版】英検1級ライティング(英作文)対策【予想問題・エッセイの書き方】

しゅり
しゅり
こんにちは、しゅりです。英検1級のライティング(エッセイ)は、対策さえしっかりすれば高得点を取れるパートです。

この記事では、英検1級の一次試験で出題されるライティング(英作文)問題の対策について詳しく解説しています。

記事の信頼性

独学で一発合格
(Writing得点率:86%)

エッセイの作り方だけでなく、予想トピックの選び方まで、英検1級のライティング攻略に必要な要素をすべてつめこみました。

効率よく高得点を取るためのライティング対策をしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ライティングの出題形式と解答例

まずはライティング(エッセイ)問題がどのような形式で出題されるのかを見ていきます。

● Write an essay on the given TOPIC.
● Give THREE reasons to support your answer.
● Structure: introduction, main body, and conclusion
● Suggested length: 200–240 words

TOPIC
Agree or disagree: Infectious diseases will become a bigger problem in the coming decades

(引用:英検1級 2019年第1回 過去問より)

2019年度に実際に出題された過去問のトピックは、「感染症は将来、より大きな問題となるかどうか」でした。

英検協会が模範解答として提示している構成は、以下を参考にしていただければと思います。

(解答例:英検協会サイト 2019年度 第1回 過去問・対策より)

【必須の知識】エッセイの構成

上の模範解答例に番号を振りましたので、それに対応する段落ごとに書くべき内容をまとめます。

イントロダクション(序論) 段落 【意見の主張】
主張に加え、TOPICの背景や前置きを入れる。
(2~3文程度)
ボディ(本論) 段落 【主張の理由】
段落ごとに1つずつ理由を書く。
(各段落、2~3文程度)
段落
段落
コンクルージョン(結論) 段落 【主張の再確認】
主張を①段落とは違う言い方で再提示し、「本論」の内容をまとめる。
(2~3文程度)

※文の数は目安です。最終的に200-240語になるよう調整してください。

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予想トピックを集める【ヒントは過去問にある】

英検1級の対策で非常に重要となるのが、「予想トピックを集めること」です。

この読みが当たれば、本番でスラスラ書けて時間を節約できる上に、かなりの高得点が期待できます。

【過去問10年分】実際にライティングで出題されたトピック

過去に出題されたトピックを見るとおおよその出題傾向をつかむことができます。
まずはこの情報をもとに対策方法を考えるのが近道です。

以下がライティング問題の過去問10年分の日本語訳です。

2009年 過去問
  1. 遺伝子組み換え作物は恩恵が上回るか
  2. 現代人はモラルを失っているか
  3. ギャンブルの禁止
2010年 過去問
  1. 日本は国際問題にもっと関与すべきか
  2. 国際スポーツイベントを開催するのは不利益を上回っているか
  3. 刑務所は犯罪者を扱う上で効率的な方法か
2011年 過去問
  1. 大学教育は全ての人に必要か
  2. 現代は仕事に重きを置き過ぎか
  3. 世界の貧困はなくせるか
2012年 過去問
  1. 将来の世界の水の需要はまかなえるか
  2. 宇宙探査は続けるべきか
  3. 日本の低い出生率に対してもっと何かできるか
2013年 過去問
  1. 多国籍企業は良い役割を担っているか
  2. 重大な罪を犯した未成年は大人として処罰すべきか
  3. マスメディアは社会にとって有益な影響を与えているか
2014年 過去問
  1. 自由貿易のメリットはデメリットを上回っているか
  2. 全世界の食糧供給は今後数十年確保できるか
  3. 都市化現象は日本に良い影響を与えてきたか
2015年 過去問
  1. クローン研究は推進するべきか、中止するべきか
  2. 国際的なテロ行為を撲滅することはできるか
  3. 石油やガスなどの化石燃料は数十年後も世界の主要エネルギー源であるか
2016年 過去問
  1. 世界平和は達成可能な目標であるか
  2. 民主主義国家は非民主主義国家に民主化を促進するべきか
  3. 死刑制度は日本で廃止されるべきか
2017年 過去問
  1. 言論の自由の制限は正当化されることができるか
  2. 先進国は他国からの移民を奨励すべきか
  3. 日本は米国との関係を考え直すべきか
2018年 過去問
  1. 日本は2020年の夏のオリンピックで概して利益を享受することができるか
  2. 人文科学の学位は今日の世界においてその重要性を失くしているか
  3. 大量破壊兵器の世界的禁止は達成可能な目標か?
2019年 過去問
  1. 感染症は将来、より大きな問題となるか
  2. 宇宙開発はコストに見合うか

国際問題・政治・経済・教育など幅が広く、時事との関連性のない一般的な問題も多いため、ピンポイントに予想することはかなり難しいです。

エッセイの本格的な勉強を始める前に、できるだけ多くのトピックを想定しておくことが大切です。

二次面接の過去問が英作文で出題される確率は高い

一次のライティングと二次の面接では、ほぼ同じ系統の問題が出題されます。

これは私の経験から導き出した説ですが、二次(面接試験)で過去に出題されたトピックから、英作文で出題されているのです。
この事実を知っているだけで有利になります。

私が受験した2016年第2回に出題された「民主主義」に関する予想問題は、残念なことに英作文の参考書などでは一切見かけませんでした。

そして迎えた本番でライティング問題を見て冷や汗。

しゅり
しゅり
こんな問題は予想してなかった!

※予想が外れたのに高得点を取れた理由はこの後の章で詳しく解説しています。

一次試験を無事合格した後、二次面接の対策をしているときに衝撃の事実に気がつきました。

なんと、民主主義のトピックが「面接試験で過去に少なくとも7回も出題されていた」のです!!

単純に二次面接の方がトピック数が多い(5つのトピックから選択する)から、数うちゃ当たるという理屈にはなりますが、英作文ではなく面接問題のトピックから予想する方が確率が大幅に上がることは間違いありません。

二次面接の過去問【一部を紹介】

二次面接の過去問のトピックは以下のような内容です。
(※すべては載せきれないので、一部をピックアップしました。)

・人工知能の潜在的危険が誇張されすぎているか
・田舎を再興できるか
・動物実験は正当化できるか
・将来の宗教の政治への影響は
・世界の水産資源を乱獲から十分に保護できているか
・正当化できる戦争は存在するか
・ニュースメディアを政府によって規制すべきか
・日本は他の国にとって良い経済発展モデルになるか
・芸術をサポートするのに税金を使うべきか
・大学の学位は人生の成功にとって必要か
・学校はIT技術の授業により集中するべきか
・軍事独裁は正当化できるか
・社会は高齢者の才能を活用しきれているか
・世界の自然保護区域を守るために十分なことがなされているか
・消費増税は政府の歳入を増加するための良い方法であるか
・合法化されたギャンブルの利益は不利益を上回るか
・犯罪と環境汚染のどちらが社会にとってより脅威であるか
・全ての国民は法律によって投票することを義務づけるべきか
・環境保護主義と大規模ビジネスは常に対立関係にあるか
・都市化は進みすぎか
・日本でのネットいじめを無くすために十分な対応がなされているか
・今日の世界において政治的公正(political correctness)は本当に必要であるか
・宇宙探査に金を使う価値があるか
・日本はナショナルセキュリティのために十分やっているか
・日本はもっとエネルギー供給を考えるべきか

これらの過去問トピックは二次面接の予想を立てるときにもそのまま使えます。

※以下の二次面接対策の記事にも違う過去問トピックを載せています。

【英検1級】二次面接のスピーチ・Q&A対策、本番で使えるフレーズ集英検1級の二次面接は、対策のやり方さえ間違えなけえれば必ず合格できます。 なぜなら二次に進んだ人は、一次の筆記という超難関をクリアでき...

過去問を活用するコツ

過去問を活用するときのコツは、単語単位でトピックを把握しておくことです。

例えば、2016年の第2回ライティング問題は「民主主義の国はそうでない国に民主化を促進するべきか」でしたが、二次面接の過去問では以下のような文脈でした。

・日本は民主主義
民主主義の国をすべての国のゴールにすべきか
民主主義は一番よい政治システムか
民主主義の国はそうでない国との外交を断つべきか
民主主義の国は世界中の人権向上のためにもっと努力すべきか
・インターネットは民主主義を促進するか
民主主義が一番よいシステムか

まったく同じ内容ではなくても、「民主主義」という大きな枠でエッセイを書けるようにしておけば、似たようなトピックが出題されたときに応用をきかせて対応することができます。

問題を予想するときのポイント【まとめ】

予想をするときのポイントや、やっておくべきことを以下にまとめました。

ライティングの『過去問』で出題傾向をつかむ

二次面接の『過去問』から予想トピックを選ぶ
(※ここ2~3年のライティングで出題されたものはもう出ない)

③苦手分野を避けず、幅広いジャンルのトピックを選ぶ

④そのときの社会情勢や時事問題に関連があるトピックは要チェック

選ぶトピックの数ですが、15~20ぐらいはあったほうが無難かなと思います。

予想トピックを選んだら、次はどんどんエッセイを作成していきます。

エッセイの作り方

本番で使えるレベルの完成版を作っていきます。

ライティング問題で合格点・高得点を取るコツは以下のとおりです。

1級にふさわしいハイレベルな単語や文法を駆使して書く

それでは、作成の手順を紹介します。

対策①:参考書で❝1級レベル❞の感覚をつかむ

自分が書いたエッセイが1級のレベルをクリアできているか分からないという人は、対策本が最低でも1冊はあると便利です。

↓【基礎】エッセイの基本を学ぶ

エッセイを書いた経験がほとんどないという方は、この参考書に構成などが詳しく説明されています。

↓【超優秀】多数のトピックを掲載

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二次面接向けの本ですが、サンプルエッセイも多数載っています。

最近(2019年第2回)の英検1級ライティング問題「宇宙開発はコストに見合うか」に似た問題も、”英作文”問題として掲載されていました。

サンプルエッセイ+全文訳に加えて詳しい解説もありましたので、この対策本(『大特訓』)で勉強していた方は「宇宙」問題は相当ラッキーだったと思います。

二次対策にもそのまま使えるというのもコスパが良いです。

対策本に載っているトピックで自分のエッセイを作るとき、模範解答をすべて丸写しするのはやめた方がいいです。採点者にバレると思うので。

一部のみ(フレーズなど)を使ったり、アイディアを取り入れるのが良いですね。

対策②:ネットの海外サイトで情報を集める

1級のエッセイでは、あらゆる分野の広範な知識がないと書けませんので、どれだけ英語力の高い人でもネットから情報を集めて対策した方がよいと思います。

例えば、定番トピックとして「少子化」に関することを書く場合、
declining birthrate essay❞などでGoogle検索します。

※オススメ検索ワード:essay / debate / advantages / disadvantages /pros cons

日本のサイトだと限られた数しかなく、他の受験者と差がつかない

海外のサイトから探すのがオススメです。

気をつけなければいけないこととして、エッセイは「日本の事情ではなくグローバルな視点で書かなければならない」ということです。

日本について問われているもの以外は、海外も含めて広い視野で主張を組み立てる必要があることを意識してエッセイを作ってください。

いろいろな海外サイトを見て、使えそうな文章や情報があれば自分のエッセイに部分的に組み込んでみるとクオリティーが上がりますよ。

英検1級エッセイの作り方【完全ガイド】ライティング・英作文対策の攻略法英検1級のライティング問題の攻略法としては、「事前にエッセイをたくさん作って暗記」という方法がいいですよというお話を別の記事で何度か書き...

↑こちらの記事で、ネット検索を使ったエッセイの作成方法について詳しく解説しています。

対策③:プロに添削してもらう(よほど不安な人のみ)

基本は不要ですが、どうしても自信がないという場合は英文の添削サービスを利用してみるのがよいと思います。

>>NHK「おはよう日本」で紹介された話題のオンライン英語添削[アイディー]
↑こちらの英文添削はとても有名です。

もし、これまでにライティングの得点が足らずに合格できなかったという方は、一度プロに見てもらうのもいいかもしれません。

とはいえ、ほとんどの方は本とネットの対策だけで十分だと思います。

ライティングで高得点を取る必勝法【暗記】

ライティングで確実に高得点を取りたいという方は、以下のやり方をするのがオススメです。

できるだけ多くのトピックに関するエッセイを作ってざっと暗記する

↓エッセイの暗記をオススメする理由

・本番は時間が足りなくなるため、その場でハイレベルなエッセイを考えるのは難しいから

・予想トピックが外れたときに暗記したフレーズを使い回せるから

文章ごと暗記するのが難しい人は、主張の内容(キーワード)とフレーズをいくつか暗記しておくだけでも、いざという時に助かると思います。

私はエッセイの暗記をしていたから合格できた

私の場合、対策として30トピックぐらいのエッセイを作りそれらを暗記してから試験に臨みました。

その結果、(上でもお話ししたように)予想は外れてしまいましたが、暗記したものから応用をきかせてつなぎ合わせたら意外にも高得点が取れました。
→ライティング得点率:86%

暗記している内容が多ければ多いほどライティングで高い得点を取れる確率が上がります。

かなり根気のいる作業になりますが、「絶対に今回で合格したい!」という気合いがある方はこの方法で結果が出せるはずです。

結論:英検1級のライティングは❝得点源❞になる

一次試験の各パートの中で、ライティング(エッセイ)だけが短期間の対策で大きく伸ばせる得点源になると思います。

・1級が求めるレベルの解答例を確認

・予想トピックを把握【重要】

・本とネットを参考にエッセイを作る

・作ったエッセイをざっと暗記

この記事でお話しした方法でやれば、誰でもかなりの確率で高得点を狙えます。

英検1級に合格することで強力な英語スキルの証明ができます。

ぜひライティング対策に力を入れた勉強をして効率よく合格を目指してみてください。

★英検1級関連の記事は以下にまとめて掲載しています。

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海外居住経験なしで英検1級、TOEIC960点を取得。 日本にいながら英語を楽しく学ぶオススメの方法を中心に発信しています。 「スキルを積み上げて人生のハードルを下げる」をモットーに、のびのびと生きるアラサーです。