海外ドラマ『SUITS/スーツ』は弁護士ものですが、英語が必要なすべてのビジネスパーソンの勉強に使えるドラマです。
- フォーマルな英語表現が使われている
- オフィスでのシーンが多い
- 一文が長めで会話のスピードも速い
⇒【結論】英語を使うビジネスパーソン必見!
英語レベルですが【TOEIC800点以上~】ぐらいが目安です。数ある海外ドラマの中でも、ハイレベルな英語が使われています。
ビジネスで相手が話す英語はこのくらいのレベルということを想定しながら学べる秀逸なドラマです。
ビジネス英会話を勉強する人は、ぜひ『SUITS』を学習素材として使ってみてください。
ビジネスレベルのリスニングには『SUITS』がオススメな理由
海外ドラマ『SUITS』は若き敏腕弁護士と天才的な頭脳を持つ青年がタッグを組み、様々な訴訟へと果敢に挑んでいくアメリカの大ヒットドラマです。
まずはこちらの動画を見て、使われている英語レベルをご確認ください。
(↑英ヘンリー王子の妻メーガン・マークルが出ていることでも話題になりました)
字幕なしで見ると、「え…ムズッ…!( ゚Д゚)」ってなると思います…。
すべてを理解できなくて当たり前ですので、大丈夫です。
確かにSUITSは「英語を学ぼう!」と思っている日本人にとって少々難しすぎるのは事実です。
でも、ビジネスパーソン向けの海外ドラマでこれより秀逸なものはなかなか無いんですよね。それぐらいSUITSはビジネス英会話を学ぶのに素晴らしい素材なんです。
ネイティブ相手に仕事をすると、これぐらいのスピードで話してくる
↑これをわかっておくのが大事でして、『SUITS』をずっと見続けているうちにビジネス英会話のスピード感にだんだん慣れてきます。
なにも「このレベルで話す」ことを目標にする必要はなくて、聞き取りの素材としてリアルな英語を聞く❝リスニング力アップ❞にオススメです。
『SUITS』の英語が聞き取れるレベル
↓
実際のビジネスシーンで重要なワードを聞き漏らすことが無くなる
SUITSはトップレベルのビジネス英語が使われているので、これが聞き取れるようになればどこに行ってもまず問題ないですね。
結論:SUITSの英語は最強のリスニング素材【ビジネス編】
どこでも通用するリスニング力を鍛えられます!
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『SUITS』に出てくる英会話

シーズン1・第1話より『SUITS』で実際に使われている会話を見てみます。
I specialize in troubled situations. When I left here at 7:00 pm, this deal wasn’t in jeopardy.
「トラブル解決が専門なんですよ。7時にここを出たときはまだトラブっていなかった」
主役の一人❝ハーヴィー❞は、少々思いやりにかけたところがあるけど仕事はできる一流弁護士です。
The fact that we only hire from Harvard gives us a cache that’s a little more valuable than hiring a kid from Rutgers.
「ハーバード出身のやつを採るのはラトガース出身のやつを採るよりはるかにリスクが少ないからだよ」
ハーヴィーの弁護士事務所で雇う新人は、「ハーバード卒」の超エリートに限るというルールがあります。
What if I told you I consume knowledge like no one you’ve ever met and I’ve actually passed the bar?
「記憶力には自信があります。僕は司法試験にだって通ったんですよ」
大学を中退して夢を断たれた❝マイク❞を事務所で雇い、二人はタッグを組むことになります。
I can’t justify handing you a promotion on the same day that you lose a huge client.
「大物クライアントを失ったその日に昇格はさせられないわ」
事務所内部で起こる激しい出世争いも『SUITS』の見どころです。
I don’t know if you’ve noticed but we’re in the middle of an economic meltdown, companies aren’t exactly lining up to spend money on attorneys right now.
「ねえ分かってる?世の中はひどい不景気なのよ。法務関係の費用を気前よく出す企業なんてほとんどない」
※アメリカでは「弁護士」は❝lawyer❞以外にも❝attorney❞がよく使われます。
弁護士ドラマでありながら、法廷のシーンはほとんどなくオフィスでの会話中心に進むので、あらゆるビジネスパーソンがとっつきやすい内容です。
『SUITS』でビジネス英語を学ぶ方法

『SUITS』でリスニング力を鍛える方法です。
・ステップ1:日本語字幕で見る
・ステップ2:字幕なしで聞き取ってみる
・ステップ3:英語字幕(スクリプト)を見て単語単位でじっくり確認
まずは日本語字幕付きで内容をざっと頭に入れておきます。
その後、字幕なしで見てどれだけ聞き取れるかチェックします(この時点でほとんど聞き取れていなくても大丈夫です)。
そして、英語字幕もしくはスクリプトを見ながらしっかりと一言一言をかみしめるように正解を聞いていきます。この瞬間に発音やアクセント込みで頭に入っていくので、ここに一番時間をかけてください。
スピーキングにも活かすコツ
上に載せた会話文を【日本語→英語】という順に見てみてください。
このドラマは頭の良い弁護士集団の話ということで、あえてウィットに富んだ難解な表現を選んで使われているところがあります。
同じ内容でも、もっとシンプルな英語で伝えることは可能です。
ビジネスで英語を話すときに、無理に『SUITS』の英語表現を真似する必要はない
ビジネスシーンでも「日本人の英語はイライラされがち」と言われますが、それは難しい言葉を使おうとして結論が伝わりにくいのが原因です。
英語は「正しく伝える」ことが大事なので、簡単な表現でも良いから端的に伝えることを意識した方がいいですね。
使えそうな単語・短いフレーズを探す
『SUITS』の英語をスピーキングで活かそうと思うのなら、使えそうな単語・短いフレーズを拾っていくのがオススメです。
This is all pretty fascinating stuff but I’m afraid I gotta get back to work.
「大したもんだ。だがもう仕事に戻らないと」
・fascinating 「魅力的な」
・get back to work「仕事に戻る」
How do I sign up for today’s law school tour?
「今日のロースクール見学ツアーに参加したいのですが」
・How do I ~?「どうしたら~できますか?」
・sign up for ~ 「~に参加する」
We negotiated a deal that gave you everything you wanted.
「我々はあなたの望みどおりの条件で交渉した」
・negotiate a deal「契約をまとめる」
Didn’t I tell you to get some better suits?
「もっとマシなスーツを買えと言ったよな?」
・Didn’t I tell you ~ ?「(自分が)~と言わなかったか?」
例えばこのような感じで、短い英語に区切って覚えていくと応用をきかせて使いやすくなります。
短い英語をたくさん覚えておくと、様々なスピーキングの場面でとても役立ちます!
海外ドラマ『SUITS』の視聴方法
『SUITS』は月額制動画配信サービスで視聴することができます。
月額料金(税別) | 『SUITS』の英語字幕 | |
---|---|---|
Netflix | 800円/ 1200円/ 1800円 | △ (一部のみ英語字幕あり) |
Hulu | 933円 | × |
Amazonプライム・ビデオ | 500円 (年会員だと月額実質408円) | × |
(※2019年9月時点の情報です。)
英語字幕の代わりにスクリプトを使うのがオススメ
残念ながら、『SUITS』は現時点で英語字幕が入っていないものが多いです。
※Netflixの一部のエピソードのみ英語字幕あり。
英語字幕の代わりに、スクリプト(英語の台本)を使うのをオススメします。
↑難易度の高い『SUITS』で効率よく英語を勉強しようと思ったら、手元に見やすいスクリプトがあるとすごく便利ですよ。
速いスピードの英語にストレスなくついていきやすくなります。
まとめ:『SUITS』でリアルなビジネス英会話を知る

ハイレベルなビジネス英会話を聞きたい人には、海外ドラマ『SUITS』はとてもオススメです。
どれだけ英語ができる人でも、SUITSの英会話は難しいと感じるものです。
何度も観ているうちに耳がスピードに慣れてくるので、はじめのうちは全然聞き取れなくても問題ありません。
「字幕なしでもだいぶ聞き取れる」と思えるようになったなら、相当ハイレベルなリスニング力が身についたということです。
短い英語表現を一つ一つ覚えていけば、スピーキングにも使えます。
リアルなビジネス英語の学習素材を探している方は、ぜひ海外ドラマ『SUITS』を観てみてください。
