時間は誰にとっても平等で、1日は24時間しかありません。
物理的に増やすことができない時間を手っ取り早く快適なものにするには「必要のない行動」を減らすことが考えられます。たとえば以下のような自分にとってマイナスだと感じることです。
・行きたくない付き合いの場
・ただ定期的に参加しているだけの行事・イベント
・無駄だと思っている毎日の作業
これらの”行動”を変える方法に加えて、”思考”によって時間を相対的に増やす方法があります。
今回は、自分の時間を有意義に使うための方法をメンタル面にフォーカスしてお話ししていきます。
時間を有意義に使うために大切な3つの思考
時間というのは物質のように形あるものではなく、量に換算することはできません。
今日は1日が長かったと感じる日もあれば、時間が足りないと思う瞬間もあり、その長さを感覚的に捉えているところがあります。
自分自身が頭の中でつくり出してしまっている無駄な時間を消すためには、以下の方法があります。
- 1つのことに集中して取り組む
- ネガティブな想像をやめる
- 嫌になったり飽きたりしたらやめて問題ない
これらについて詳しくお話ししていきます。
①:1つのことに集中して取り組む
仕事でも趣味でも、人によってかける(かかる)時間がまったく異なります。
同じことをするのに使う時間を短縮できれば、他のことをする時間が生まれます。
処理速度の違いによるところは解決が難しいですが、「集中力」を高めるというのは誰もが意識すればできることです。
例えば私はやらなければならないことが複数あるとき、同時進行するよりもまずは一つに集中的に取り組み終わらせてしまう方が、振り返ったときに効率も成果も上がると感じています。
このやり方だと、別のことへの思考を排除して目の前の事柄への集中力が高まるからです。
集中力が低いときには勉強もはかどらず時間を無駄にしてしまうので、まずは集中できる空間・環境を整えるのが大事だと思っています。
②:ネガティブな想像をやめる
ネガティブな想像は、言ってみればただの「妄想」で、自分の頭の中だけで進行しているのであって、現実とは直接の関係がありません。
それなのに「こうなったらどうしよう」と考えるのは、自分からわざわざ時間を消耗していることと同じです。
予測を立てることによって、起こりうる負の事態を回避できる場合にのみその妄想は役立ちますが、そうでないのなら一切考えないのが賢明だと思います。
これは先ほどの集中力の話にも関連しますが、雑念はすべての行動の効率を下げてしまうからです。
常にできるだけ前向きなことを考えている方が幸せなだけでなく、時間も有意義に使えることになります。
③:嫌になったり飽きたりしたらやめて問題ない
一つのことを続けるのも才能ですが、それは自分が好きな事のみに言えることです。
苦痛だと感じていたり、不要かもしれないと思っていたりすることを続けることほど勿体ない時間の使い方はありません。
やめるという決断は、ときに怖くもあり先のことを考えだすと面倒にもなりますが、自分の時間やメンタルの安定を守るためにはとても大事なことです。
唯一、仕事に関しては「やめ癖」がつくというデメリットになりますが、他のあらゆることは自分の意思を尊重して行動するべきだと思っています。
日々の中に少しでも楽しいと思える時間を増やすために、マイナスの影響を与える時間を減らす努力が必須です。
やめることは捨てることだけでなく、何かを得ることにもつながります。
まとめ
時間を少しでも自分にとって快適なものにできれば、日々の満足感や幸福度が上がります。
時間を有意義に使うには、まず自分が主体となることが前提です。
人から言われて何かをしたり、不本意ながらも無理して行動するよりも、自分が積極的にやりたいと思うことに集中して取り組む時間を増やさなければなりません。
また、ネガティブな思考になる原因を排除すれば、無駄なことを考える時間も減らせて精神的にもプラスに働きます。
時間はそれ自体は増やせませんが、自分の中で意識を変えるだけで有意義な過ごし方ができて、結果的に日々が充実することになります。