英語学習

【TPOに合った英会話表現】恥をかかない『丁寧な英語』を知る

しゅり
しゅり
こんにちは、しゅりです。過去にTPOに合わない英語表現を使って失敗したことがあります。
英語表現の使い分けが苦手な人
英語表現の使い分けが苦手な人
いつもどんなシーンでも知っている表現をパッと使ってた…!恥をかかないように使い分けを知っておきたいな。。

英語には日本語でいう❝敬語❞にあたるものこそありませんが、使う場所や話す相手によって『丁寧な表現』を選ぶ必要があります。

アメリカ人は、相手が教養のある人かどうかをここで見分ける人もいると言います。
今回の記事では、英語表現の使い分けについて解説していきます。

英語を学ぶときに「場面による使い分け」を意識していなかった方は、是非この記事を参考にしていただけると嬉しいです。

『丁寧な英語』を使うべきシーンを知る

英語には大きく分けて『丁寧な英語』『中立英語』『くだけた英語』があります。
この中でも、特に気をつけたいのは「丁寧な言い方」をするべき時ですね。

どういう時に丁寧な言い方をするべきなのかをシチュエーション別にまとめました。

【丁寧な言い方が望ましいとき】【くだけた言い方で問題ないとき】
・ビジネスの相手に対して・家族や友達に対して
・上司に対して・親しい同僚に対して
・クレーム対応・お酒の席で
・会議の席で・打ち解けた雰囲気のとき
・入社試験の面接で・くだけた話題のとき
・高級な店やホテルで・それほど高くない店で
・親しくない人に対して
・真面目な話をするとき

※上の表は、すべて「話す」ときの場面です。

文章を書くとき(ライティング)で丁寧な英語表現を使うのは以下のようなときです。

例) ビジネスレター・メール、業務報告書、公的な掲示など

『丁寧な英語』と『くだけた英語』表現集

『丁寧な英語』と『くだけた英語』を使い分けるときの分かりやすいパターンとして、聞き取れなかったことを聞き返すときの表現で見ていきます。

丁寧な英語:I beg your pardon?

(中立英語:Pardon? / Sorry?)

くだけた英語:What?

※日本人が学校で習ってきた英語は、たいていが中立英語です。

親や友達などの親しい相手には”What?”と聞き返しても問題ないですね。

ところが、仕事関係の人やまったく面識のない人に”What?”と言うのは少し失礼にあたります。
これらのシーンでは”I beg your pardon?”が無難ですね。

しゅり
しゅり
最初のうちはこの使い分けが難しいかもしれません。

そこでオススメな方法が、まずは相手と同じ言い方をしてみるやり方です。

相手が丁寧な言い方をしていると感じたらこちらも丁寧な表現を心がけ、反対に相手がくだけた英語で話しているならこちらもそれで問題ないと思います。

『丁寧な英語』と『くだけた英語』表現集

日常英会話の短い表現で、丁寧な表現とくだけた表現を対比して見ていきます。
(日本語にも丁寧・くだけた度合いを反映しています。)

・大変感謝しております。
I greatly appreciate it.

・どうもありがとう。
Thanks a lot.

・見せていただけますか。
May I take a look?

・見せて。
Let me see.

・少々お待ちください。
Just a moment, please.

・ちょっと待って。
Hold on a minute.

・「それではお会いできるのを楽しみにいたしております。」
I’m looking forward to seeing you then.

・「それじゃあね」
See you then.

・残念ですが、明日はお会いできません。
Unfortunately, I won’t be able to see you tomorrow.

・明日は会えないよ。
I can’t see you tomorrow.

・いいえ、結構です。どうもありがとうございます。
No, I’m fine, thank you.

・いや、結構です。
No, thanks.

・期待はずれでした。
It was disappointing.

・あまり良くなかったな。
It wasn’t very good.

・何でもないですよ。
It was nothing at all.

・気にしないで。
Forget it.

・遅れて申し訳ございません。
I apologize for being late.

・遅れてごめんなさい。
Sorry for being late.

・どうしてそうお考えですか?
What makes you think that?

・なんで?
How come?

・何か飲み物が欲しいのですが。
I’d like something to drink.

・何か飲み物が欲しいな。
I want something to drink.

・素晴らしいですね!
Excellent!

・すっごい!
Super!

失礼な言い方を丁寧な表現に

英語を話すときに、「回りくどい言い方をしない」「短い英語で完結に伝える」というのは重要なことです。

ところが、端的に伝えることにより失礼な感じを相手に与えることもあるので注意したいところです。

電話口で”Who are you?”と言ってはいけない理由

電話を受けて、相手が誰だかわからなかったとき、”Who are you?”と言ってしまう人がいます。

文法的には問題ないですし意図も伝わりますが、これだと「あんた誰?」というような失礼な感じになるので避けたい言い方です。

丁寧な言い方は、“May I ask who’s calling?”です。

何かを訪ねるときに”May I ask ~?”という形を使うと丁寧に言おうとしているのは伝わりますね。

“I don’t know”の前につけ足すだけで丁寧になる言葉

日本にいても、外国の人に道を聞かれることはあります。
聞かれている場所がわからずとっさに、”I don’t know.”とだけ伝えてしまう人もいると思います。

これだと、道を聞いた人にとっては「無骨で取り付く島もない対応をされた」と受け取られることがあります。
前に以下のフレーズを足すだけで、一気に洗練された英語になります。
I’m afraid I don’t know.”

I’m afraidは「残念ながら」「あいにくですが」という意味で、あらゆるシーンで使える丁寧さが伝わる表現なので覚えておくと便利です。

謝罪するときの表現

日本人は謝るときに、どんな場面でもsorryを連発してしまいがちです。

丁重にお詫びしなければならないシチュエーションでは、相手に誠意が伝わるように特に慎重に表現を選びたいところです。

事態が深刻なときの謝罪

・不手際でご迷惑をおかけして申し訳ありません。
I’m sorry for the inconvenience that would occur.

・トラブルに関して申し訳ありませんでした。
We apologize for the trouble.

・お待たせして申し訳ありません。
I’m sorry to keep you waiting.

特にあらたまって話す場面では、apologizeを使うのが丁寧ですね。

謝罪の後にそえる一言

・二度とこのようなことがないようにいたします。
We will make sure it won’t happen again.

・もう二度としません。
I promise I will never do it again.

・すぐに対処いたします。
We’ll take immediate action.

・ごもっともです。
You are absolutely right.

様々な表現を身につけるオススメの方法

場面に応じた英語表現をインプットするには、ネイティブのリアルな英語から学ぶのが一番いいですね。

「フォーマルな表現」「カジュアルな表現」それぞれを身につけるのに個人的におすすめしたい方法は以下です。

●フォーマルな表現:YouTube
→”formal english”や”business english”などで検索すると、丁寧な英語表現を教えてくれるチャンネルがたくさん出てきます。

●カジュアルな表現:海外ドラマや洋画
→日常のシーンを扱ったものを選ぶと頻出の英語表現をたくさんインプットできます。
※参考記事:【英語学習】リスニング力が上がる海外ドラマ8選【傑作だけを厳選】

リアルな英語を通してのインプット量が多ければ多いほど、使い分けが自然と身につくようになります。

まとめ:丁寧な表現を身につけてワンランク上の英語を使いこなす

日本語でもTPOに合った言葉を意識して使おうとすると気を遣いますが、英語となると自分が知っている表現の中から選ぶ必要があるので難しいと感じる人は多いです。

仕事など、特定の場面でTPOに合った表現を身につけたい人は、周囲の英語力が高い人が使っている言い方を吸収するのがベストだと思います。

日常や仕事で学ぶ環境に無い場合には、動画などでネイティブが使っているリアルな英語を見聞きしながら覚えていくのがオススメです。

英語をインプット・アウトプットするときには、場面に応じて『丁寧な英語』を使い分けることを意識してみてください。

※おすすめ記事:ビジネス英語でまず学ぶべきは『数字』です【仕事で使える英会話】

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ABOUT ME
しゅり
海外居住経験なしで英検1級、TOEIC960点を取得。 日本にいながら英語を楽しく学ぶオススメの方法を中心に発信しています。 「スキルを積み上げて人生のハードルを下げる」をモットーに、のびのびと生きるアラサーです。