<片腕生活になった経緯>
日常生活中に起きた脱臼で肩の状態が悪くなり、今年のはじめに手術・入院をすることに。
退院後も利き腕である右手を固定する必要があり、1ヶ月近く片腕で生活していました。
利き腕が使えない生活はとんでもなく不便でストレスが大きく、やりたい事ができない日常の中で若干メンタルが弱りました。
そんな状況になったからこそ気づけた大切なことをここに記録しておきます。
やりたいことは早めにやっておくべき
今回のケガと手術で「人生はいつ何が起こるかわからない」と痛感しました。
ケガ以外にも、生きていると自分がコントロールできないことが突然起こる可能性があります。それだったら、やりたいことは早めにやっておいた方が絶対にいいなと強く思いましたね。
ちょうどこの手術のタイミングで仕事を辞めたのですが、一番大きく変わったのは❝仕事観❞です。
それまでの私は「安定のためには会社で正社員として働くのが正義」という考え方しかなく、落ち着いたらまたどこかの正社員を探すかなとぼんやり思っていました。
そんな時に訪れた片腕生活。日常生活すら思うように送れず鬱々とする毎日の中で、唯一心が安定する時間はスマホで未知の情報を集めているときでした。
そして今までの自分なら絶対にアクセスしなかったような色んなジャンルの人の生き方や考え方に触れ、自分の視野の狭さにショックを受けることに。
「こんな生き方もあるんだ…!」「自分はどう生きていくのが幸せなんだろう?」と考えたときに、とりあえず❝安定❞という考えは一旦置いといて、今やりたいことをやろう!という結論に至りました。
肩の調子が良くなってきた今、これまでの人生では考えもしていなかった新しいことに着手しはじめています。(このブログもその一つです)
小さいことは気にしなくていい
手術後になぜか片目が真っ赤になりしばらく治らないという事態が発生しました。
※肩の手術と目が赤くなったことに直接の関連性はありません。
実は片手しか使えないことよりも、目の方が気がかりで仕方なく…鏡の前に立つたびに「まだ治らない」と落ち込んでいました。
ただでさえ手術で弱っていたので、その時はいつになくネガティブ思考に陥ってしまい「この先ずっと右手が使えない上に、片目が真っ赤のまま治らないかも…」とか考えちゃう時があったんですよね。
(目はしばらくしたら綺麗に治って何の問題もありませんでした。)
私はまあまあの完璧主義で、自分がやることはそれなりに上手くいかないと気が済まないところがあったのですが、今回の経験で小さいことはわりとどうでも良くなりました。
「両手が使えて目が見えたら、他の些細なことはどうでもいいや」
こんなふうに思ったのは、正直生まれて初めてで。
小さいことを気にしない人生ってこんなにラクなんだ…!と驚いています。
頼れる人のありがたさ
今でこそパソコン作業を含めほとんどの日常動作ができるようになっていますが、手術直後の1ヶ月は病院から家事すらも控えるよう言われていました。
というか、控えるという以前に右肩が痛すぎてできないんですよね。
「左手でやればいんじゃね」という疑問を持った方にお答えします。
この状況になって初めて気づいたのですが、私の左手は単独だと「スキル=0(ゼロ)」でした。
今まで右手がどれほど活躍してくれていたかに衝撃を受けるほどの左手の頼りなさに、両利きの人を心の底からうらやましく思ったほどです。
あらゆることにおいて効率的な動きを重視して生きてきた私は、不便すぎる生活に相当なストレスがたまりました。(この瞬間、髪の毛が少し薄くなった)
こんな状況で頼れるのは旦那ぐらいしかいませんでしたので、旦那による在宅介護のような生活でなんとか毎日を過ごしていました。
仕事が忙しいにもかかわらず文句も言わずに家事や私の身の回りの世話を一挙に担ってくれた旦那には恩返ししなければと思いました。
普通に生活していると、誰かに心の底から感謝する機会ってあんまり無いと思うんですよね。
こうやって弱っている時に助けになってくれた人たちをこれからも大切にしようと改めて誓うキッカケになりました。
まとめ:大変なときにこそ大切なことに気づける
現在もリハビリは継続していますが、少しずつ肩の状態は良くなっています。
ケガや手術、その後の生活は大変でしたが、唯一いいことがあったとしたら、当たり前の生活の中では見過ごしがちな重要なことに気づけたことですね。
生きていると何が起こるかわかりませんが、大切な人に感謝をしながら少しでも悔いのないように生きれたらいいなと思います。
自分の経験や知識を形にできる手段として、このブログを育てていくのが今の楽しみです。
(普段は英語学習の記事をメインに、人生のハードルを下げる生き方についても発信しています。)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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