転職などの経験を通して「専門性」を身につけることの大切さを学びました。
仕事に役立つ専門性は誰もが持っておいた方がいいものです。
より良い条件での転職を成功させるには、専門性があった方が有利になりますし、専門的な知識やスキルは収入アップにつながります。
<記事の内容>
時代に合った専門性を身につける方法
【期待されるメリット】
収入源を増やせる・転職で有利になる
これまでは、キャリアを築いていくには、専門性が1つあれば困ることがありませんでした。
ところが、これからの時代は、それだけだと心もとないと言われているのです。
今の時代に持っておくと有利になる「専門性」に関するお話をしていきます。
これからの時代に必要とされる「専門性」
まずは、これからの不確実な時代を生きる上で、どのような「専門性」が必要になるのかを見ていきます。
1つの専門性だけを磨くのを危険視する意見として、以下の記事が非常にわかりやすくまとまっていました。
●外部サイト:専門性を磨くことが足かせになる?
記事では、これから必要とされるのは「複数の専門性を持ちつつ、ジェネラリストとしての側面も持った人物」だと書かれています。
「これまでは ”専門家” によって多くの問題が解決されてきました。しかし、21世紀の問題はより複雑化しているので、既存の専門性だけで解決するのは難しくなっています。」
「個人のキャリアという観点から見ても、一つの専門分野を突き詰めることで出せる価値は今後、どんどん人工知能やロボットによって置き換えられていくことが予想されます。」
テクノロジーが進化する時代を生きる私たちは、1つの専門性だけでは足りないというのです。
また、イノベーションが必要と言われる今、クリエイティブな能力は大きな武器になります。そういったスキルを磨く方法について、以下のように言及されています。
社会や会社からの要請を受けて、必死に自分を駆り立てて ”外” に合わせて専門的なスキルを学ぶよりも、自分から学びたいことを組み合わせて学ぶほうが独自の付加価値を発信できるし、クリエイティビティーを追求し続けられる。
かといって、専門性を身につけるのは簡単なことではないし、時間もかかります。
何か新しく専門性を身につけようとしている人は、以下の条件を満たすものが良いと思います。
AI時代に合った将来性のあるスキル
今から長い時間かけて習得するのなら、数年、数十年先でも使える可能性が高いものを選ぶのがオススメです。
専門性を身につける方法
「自分には専門性がない」「今の会社では専門性が身につかない」と思っている人もいるかもしれません。
1つの会社や業界に依存し続けた結果、「自分には将来性のあるスキルが残らない」という状況だと不安ですね。ここでは、大きく分けて2つの解決策を提案します。
解決策①:勉強する、副業する
まずは、以下の方法で新しいスキルを習得するのが良いと思います。
・勉強する
・副業する
これからは「個」の時代がくると言われています。
今から何か新しいスキルをつけたいという人は、「個人で稼げるスキルかどうか」ということも考慮するといいかなと。
・プログラミングスキル
→ クラウドソーシングから案件を得る、自分でサイトやアプリなどを作る
・マーケティングスキル
→ ブログ等で他社の商品を紹介する、SNSなどで集客する
・ライティングスキル
→ クラウドソーシングから案件を得る、noteや電子書籍などで自分の商品(文章)を販売する
・語学スキル
→ YouTubeなどの個人メディアで発信、オンラインで講師をする
上記のようなスキルを身につけておくと、長い人生で場所に縛られずに生きることも可能になります。
解決策②:転職する
1つの会社に勤務し続けることで、一時的な安定を得られて、将来的に退職金や企業年金がもらえるというメリットもあります。
ただ、よっぽどのホワイト企業じゃなければそのメリットも期待できませんし、終身雇用も崩壊する可能性があるので、長い目で見るとあまり良くないと思っています。
新たなスキル(専門性)を磨くための手段:転職
自分が欲しいスキルを学べる会社に転職するという❝攻め❞な姿勢も、今の時代には大事だと感じます。
転職によるスキルの習得は、勉強・副業では得られないメリットもあります。
転職先でお金をもらいつつ、スキルを学ぶことができる
例えば、プログラミングスキルを得たい人の場合、オンライン学習やスクールで勉強しようと思うとお金がかかりますよね。
もし未経験OKな会社に入ることができたら、「お金をもらいながら先輩たちから❝スキル❞を教えてもらえる」ということになります。
複数の専門性を得るメリット:収入源の分散
冒頭の記事では、個人としての市場価値を高めるために複数の専門性を身につけた方がいいという話でした。
複数の専門性を得るメリットは、他にもあります。
複数の専門性 = 複数の収入源
収入源をいくつかに分散させておくことで、万が一1つがダメになったとしても他で補えるから精神的にも経済的にも安心できます。例えば以下のような感じです。
本業
+
プログラミング案件
+
個人メディア(ブログやYouTube)
副業OKの会社員やフリーランスの人などは、このようにいくつかの収入源を持つ人も多くいます。
本業に割くべき時間が多すぎる人だと体力的に難しいですし、そもそも副業禁止の会社だと1社に縛られる働き方になってしまいます。
そんな状況を脱するために転職する人が増えているのも事実です。
社会の働き方改革と同時に、個人も「働き方の見直し」をする時期が来ているのだと思います。
転職時に使える専門性
若い年齢で転職しない限り、中途採用では❝即戦力❞が重視されますから、「専門性」がとても重要になります。
転職活動で必要とされる専門性は、その業界に特化した専門的なスキルのことを指します。具体的には、以下のものです。
専門知識/経験/技術力/資格
これらが必要条件に達しなければ書類選考の時点で落とされる確率が高いです。
例えば、以下のようなスキルが今後も転職において優遇されると言われています。
・語学力
・ITスキル
・マーケティングスキル
・営業経験
・士業の実務経験
これらは特定の業界で長く仕事をしていれば、身につけることが可能な能力だといえます。
とはいえ、転職となると他の人と差別化できるような実績が求められる場合もあります。
・同じ業界内で転職をする場合
→ 仕事で経験値を貯めておき、転職時にアピールできるレベルまで磨いておく必要あり。
一方で、全く違う業界への転職を考えている場合には、年齢も考慮されますし、強みとなるアピールポイントが必要になり難易度が上がります。
・違う業界に転職をする場合
→前職と同じ職種であれば、その職種での専門性を評価して採用される可能性は高い。
目指す業界・職種で評価に値する専門資格があるなら、取得しておくことでスキルアップにもつながります。
まとめ:時代に合った専門性を増やすのが吉
専門性は一朝一夕には身につきません。
だからこそ、実際に習得できたら他者との差別化が可能になります。
生き方・働き方が多様化してきている今では、10年前よりも選択肢が増えました。
テクノロジーが進化する10年、20年後にはまた別の選択肢が出てくるでしょう。
だからこそ、1つの専門性には縛られない「時代の変化に対応できる複数の専門性」が必要になります。
なにも博士号をとれるレベルの専門家を目指すという話ではなく、興味のあることを追求して、実践で身につけていけばいいのです。
「時代に合った専門性を身につける」というお話でした。
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