不安なことがあると、考えすぎて止まらなくなり、余計に不安になるといった負のループに陥るという経験があるかもしれません。
ところが、ふたを開けてみると案外あっさり解決して、「取り越し苦労だった」となったりします。
『心配事の9割は起こらない』というタイトルの本もありますが、可能であれば始めから「❝不安❞について深く考えすぎない」というのが良いですね。
でも実際は、そう簡単に頭の中で整理がつかないため、多くの人は何らかの不安を抱えながら生きています。
そこで今回は、積極的なアプローチで不安を取り除く方法についてお話しします。
<記事の内容>
不安を根本から消す方法
→「自分から動く」こと
これは、不安を感じやすい私がこれまで実践してきて、実際に効果があった方法です。
それでは、心配事を自ら解決する方法「動いて不安を取り除く」というお話をしていきます。
不安を消す方法は動くこと【明るい気分になる方法】
専門家も、物理的に「動く」ことで心理面へ良い影響があることについて話しています。
心理カウンセラーで、ブログ・YouTube発信をしているラッキーさんという方は、人間の面白い性質について説明しています。
・筋肉を止める → 暗いことを考える
・筋肉を動かす → 明るいことを考える
人の心は自転車と同じで、動いていないと不安定になってしまう。反対にスピードを上げると心が安定してくる。
アメリカの研究でも、行動を起こせば抑うつ感が消えることや、行動スピードを上げるほど楽しい気分になってくるという結果が出ています。
さらに、医学の父と呼ばれるヒポクラテスは、以下の言葉を残しています。
気分が暗かったら散歩に行きましょう。
それでもダメなら、もう一度散歩に行きましょう。
「散歩とか、そんなの効果ないだろ」と思う人もいるかもしれません。
でも実際に、散歩やウォーキングをすると、気分が明るくなるセロトニンが分泌されるので、これは医学的にも理にかなった方法と言えます。
解決策を探して実践すると、人生は楽になる
たった三十数年間ですが、ここまで生きてきて思うことは、「人生って自分が少しでも快適に過ごせる方法を探し続ける旅だな」と。
何かがツライ → 解決策を探る → 実践する → 楽になる → 他の何かがツライ → 解決策を探る→ 実践する →また楽になる
生きていると大なり小なり自分にとっては不都合なことが起こるわけで、その都度どうやったら解決できるかを探って行動を起こせば、人生は少しずつ楽になると気づきました。
一番しんどいのは、ただ何もせず待っているとき
今回の話のように、「自ら動く」ことで解決できる方法が、わりとたくさん存在するんですよね。
人生経験が長ければ長いほど、❝自分なりの解法❞の持ち合わせが増えていくんだろうなと思っています。
何かを解決する方法は、常に一通りではない
→ 自分にとって最適な方法を探らなければならない
決まった答えがあれば不安に悩む人も減ると思うのですが、「たくさんの方法の中から自分に合う最適解を見つけて、しかもそれを行動に移す」という作業が必要になります。
この工程をより早く通過できれば、自分が楽になるのも早いですね。
疲れすぎない程度に「ほどよく忙しくする」のが吉
不安や心配事について思い悩むのはどんな時かを想像してみてください。
何もせずにボーッとしている時ほど深く考えこんでしまいますよね。
・自分が止まっているとき
→ 考えこんでしまい、不安に支配される
・自分が動いているとき
→ 何かに集中しているから、不安について考える余裕がない
悩んでいる人は、不安だから動きが止まるというより、動きを止めるから不安になってしますのです。
何かをやろうと決めて動いているときや、集中して物事に取り組んでるときには、不安や心配よりも、「どうすれば今やっている事が上手くいくか」に思考が集中します。
不安な時間をつくらないための解決策
→ ほどよく忙しくすること
(疲れすぎるのはNG)
心配事があるときこそ、疲れすぎない程度にほどよく忙しくしてみるといつの間にか不安も消えていることってあると思います。
・信頼できる人と話をする
・趣味に没頭する
・スポーツをする
・勉強をする
睡眠時間はしっかり確保した上で、意識的に一日のスケジュールを埋めてみると心配事を忘れられます。
一人で何もせずにじっとしているのが一番良くない
外に出たり体を動かしたりするのが嫌いな人でも、家の中でできることは山ほどありますので、自分が夢中になれることをやり続けるのがいいですね。
仕事の不安を解決する方法【体験談】
社会人には不安はつきものです。今取り組んでいる仕事で上手くいかなかったらどうしよう…とか、転職先で上手くやれるだろうか…とか。
そんなときには、何かできることを探して不安を根本から解決すると心がラクになります。
例えば、私は以下のことをやりました。
・新入社員で入ったときに電話の使い方がわからない(忙しい先輩に何度も聞くのはNG)。
→ 電話をひっくり返して型番を見て、ネットで使い方を調べた。
→ 電話で失敗するかもという不安がゼロになり、積極的に電話を取るようになった。
・転職先で本格的な秘書をすることになったが、経験がないから不安。
→ 近所で開催されている秘書セミナーに自費で数回参加した。秘書検定を取った。
→ 知識がついて分からないことが減ったから、不安も無くなった。
・海外の重要クライアントの応対を一人で任されることになった。
→ 他支店の上級秘書の方などをあたって必要な情報を集めた。自分でも勉強した。
→ 思いつく限りの準備はしておいたので、当日の緊張がかなり軽減された。
「できるかわからないから不安」と心配するくらいなら、「できるための行動」をした方がずっと気がラクになるんですよね。
仕事関連のシチュエーションで自分から動くことにより、気持ちの面だけではない❝良い結果❞が伴います。
<自ら動くことによる良い結果>
① 事前準備をすることによって失敗が減る
②「前向き」な行動を評価される【重要】
①失敗が減る
リスクを避けるための行動を取れば、ミスをすることが圧倒的に減ります。
仕事でミスをしてしまうと精神的にしんどくなるので、できれば回避したいものですね。
②「前向き」と評価される
自分が楽になるために行動していただけであっても、上司や先輩から「前向きに取り組む人」と評価されます。
そして「これを乗り切ったんだから、もっと大きい仕事も任せていいよね」と、さらにやりがいのある仕事も取れます。
これらの経験から、仕事のときこそ特に積極的に自分から動いて不安を解消するのが良いと思います。
まとめ:人生から不安を減らすことは可能
不確定要素の多い現代で、不安な気持ちが生じることはいたって普通のことです。仕事での心配事も常にあると思います。
重要なのは、その不安・心配事への対処法だと思います。
不安な気持ちに支配されそうになったら以下のことを思い出してみてください。
じっとしているより、動いている方が不安は解消しやすい
大前提として、解決できるのは『自分の課題』だけです。
自分の力でどうにもできないことは、考えても仕方ないのでいっそのこと忘れてしまって、自分で何とかなりそうなことだけに集中するのが良いですね。
課題を見つけたら、解決する方法を見つけて実践する(動く)
これを繰り返していけば、人生から不安を少しずつ減らしていけます。
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