失敗談は一見マイナスなように思えますが、伝え方次第では「信頼」と「共感」を得ることにつながります。
世の中にはYouTubeやTwitter、ブログなどでプライドを捨てて失敗を暴露してくれている人がたくさんいます。
失敗談を話すことは恥ずかしいし勇気がいりますが、失敗をさらけ出せる人が結果的には成功しやすいという話をしていきます。
失敗談が人の心をつかむ理由
失敗をすることは誰にでもありますが、それを人に話すのは簡単なことではありません。
ましてや多くの人が見る可能性のあるネットという場所で「こんな失敗をしました」と発信するのは、すごく勇気がいる行動です。
そんな失敗談を話す人が好感を持たれやすいのは以下の理由だと思います。
・信頼できる
→ 自分にとってマイナスなことも言っているから、プラスなことを言うときも嘘が無いと想像できる。
・共感しやすい
→ ネガティブな体験には人を引き付ける力があり、「この人でも失敗するんだ」と応援したくなる。
それでは、具体的な人物をあげながらこのあたりの話を深掘りしていきます。
成功体験にそえられた失敗談が『信頼』のもと
ネットを見ていると、「〇〇で成功しました!」と話している人がたくさんいます。
成功者の経験を聞くと希望が持てますし、どうしたら自分も同じように成功できるのか勉強になるので「人の成功体験」というのは有益なものです。
その成功話に信ぴょう性を持たせる方法が、❝失敗談も公開する❞ことだと思います。
私はブログを始めるときに参考にしている人が何人かいまして、そのうちの一人が坂内 学(ばんない まなぶ)さんです。
<マナブさんのプロフィール>
・ブログ月収600万円
・元エンジニア
・複数の起業経験あり
※Twitterフォロワー数 → 13万人
この方は今でこそ桁違いな収益をたたき出して多くのフォロワーもいますが、過去には大きな失敗をした経験があると言います。
おはようシンガポール🌞
どうでもいい話ですが、今日は僕の誕生日です。いちおう29歳になりました。
過去を振り返ると、25歳で独立にチャレンジして、26歳で起業して、27歳で失敗して全てを失い、28歳で奮起して月収8桁を達成し、今年は29歳です。抱負はありませんので、コツコツと目標達成します— マナブ@バンコク (@manabubannai) 2019年5月23日
↑過去に起業に失敗して、全てを失ったとのこと…!
そのときに「お金」だけでなく「仲間」も離れていったと話していました。
▼詳しくはこちらのブログに書いてあります。
※外部記事:マナブログ>> 【人生】#過去10年を振り返る【わりと、波乱万丈でした】
▼さらに、エンジニアとしての失敗談も公開しています。
正直に言いますと…最初はマナブさんが「月収8桁いきました」とか「ネットで稼げますよ」とか言ってるのをみて
と思っていました。(←ゴメンナサイ🙇)
信用するようになった理由は、失敗談を包み隠さず話していたからです。
もちろん他にも人間性とかそういうのもありますが、失敗の話から「この人は正直そうだな」と判断しました。
これもマーケティングの才能が高いマナブさんの戦略の一つだとは思いますが、「多くの人から信頼されたいならこの方法はかなり効果的だな…」と感じました。
上手くいかなかった話は『応援』につながる
続いては、上手くいかなかったりつらい経験をした人には共感が集まるという話です。
有名アフィリエイターの亀山ルカさんの運営するサイトがGoogleの順位変動をもろに受けてしまい収益が激減したことを動画で話されていました。
(注:彼女のサイトは成功しているので、正確に言うとこれは❝失敗談❞ではないです。)
※ルカさんが運営する脱毛サイトは誰から見てもレベルが高く有益なのですが、❝医療・健康・美容❞系のGoogleの順位変動が大きく、たまたま運悪く被弾してしまったものと思われます。
誰かがTwitter上でこの動画を拡散していたことがキッカケで、私は亀山ルカさんを知りました。
この動画を見た後にルカさんの脱毛サイトも見にいきましたが、かなりの努力とリサーチを重ねながら作り上げたことが感じられるようなサイトでした。
こちらまで悲しくなりましたし、「これから新しいことも頑張る」と話す彼女をすごく応援したくなりました。
すぐにYouTube【ルカルカちゃんねる】のチャンネル登録をして、それ以降にアップされる動画をすべて見ています。
ショックな出来事をこうして包み隠さず発信してくれたことで、私以外にも応援する人が増えたんじゃないかと想像します。
人間はネガティブな話に大きく反応する
人間はどちらかというと「人のポジティブな話よりネガティブな話に興味を持つ」という習性があります。
テレビやネットのニュースなどでも、日々ネガティブな内容が多く報道されているのは、その方が視聴率が上がるからです。
また、日常生活でも失敗談を話す友人がいたら、熱心に聞こうとしますよね。
失敗を避けたい気持ちがとにかく強く、失敗した人から学ぼうとするからです。
「こんなふうにしたら上手くいった!」という話だけではなく「こういう失敗もしたことがある」とあえて話すのも、人の注意を引くための有効な手段なんだと思います。
失敗から生まれるストーリーが個人の魅力になる
ここまでは失敗談を公開することが信頼や共感につながり、人を引き付けることもできるという話をしてきました。
ただ、失敗した経験だけを発信し続けてもそれ以上のブランド力につなげるのは難しいのかな、というのが正直なところです。
・「失敗 → 失敗 → 失敗」
⇒ 応援できても真似はできない
・「失敗 → 失敗 → 成功」
⇒ 成功までの過程が売りになる
失敗すること自体に意味があるのではなく、そこから生まれるストーリーがその人の魅力の一つになるのだと思います。
ちなみに、SNSでネガティブなことばかりをつぶやき続けるとフォロワーが一気に離れていくと言われています。バランスが大事ですね。
失敗談を話せる人が結局は❝強い❞
人間は人から良く見られたいという気持ちが常にあるので、自分の評価が下がる可能性がある内容はできるだけ隠したいと思うものです。
そんな中で「失敗しちゃいました!」と堂々と言える人は独自のポジションを取りやすいですね。
同じような感じで上手くいった人が2人いたら、その成功体験の中で「失敗談」も織り交ぜながら話してくれている人の方により多くの人が集まりますしね。一般人ならなおさらです。
オープンなスタンスで発信している人は、失敗以外にも色んな体験を包み隠さず公開していて、親しみを持たれやすいとも言えます。
ネットの世界で個人がブランディングしていくのは本当に難しいことですが、自分が「信頼できる」「応援したい」と思える人のやり方の中に常にヒントがあるような気がしています。
以上、失敗した経験から成功に近づけるためのお話でした。
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